fx 損切り(ストップロス)のルール設定

損切り(ストップロス)とは

FX(外国為替証拠金取引)における、損切りとは、損失を確定させてしまう手法のことです。通常は、損切り注文(ストップロスオーダー)を示しています。

ちなみに「損切り」は、FXだけでなく、株式トレードなどにおいても用いられている手法です。相場が想定外の方向に動いてしまった時などに、大損失を免れるためには大変有効な手法です。

 

FX取引における損切り注文とは、具体的には、現在の為替相場(レート)よりも、高い値段になれば「買い」、逆に安くなれば「売り」にして、あらかじめ売値と買値を設定しておく注文方法のことです。株式とちがって、外国為替相場は24時間絶え間なく動いています。世界のあちらこちらで起こった出来事に非常に敏感に反応します。うっかり目を離しているすきに、急騰していたり、大暴落を招いたりすることもあります。

とはいえ、24時間ひっきりなしにレートにはりついているわけにもいきませんよね。損切り注文を出しておくと、損失額が限定されますので、想定外の大きな損失を防ぐことができます。損切りのルール設定につきましては、人それぞれなのですが、基本的なルール設定の方法についてこれから見ていくことにしましょう。

あらかじめ損切りラインを設定しておく

ではいったい、どのような場合に損切りが有効になるのでしょうか? それはずばり「相場が大きく変動した時」です。

通常、相場の流れが大きく変動した時、しばらくはその状態が続きます。その間に、含み損を保有し続ける、というのは、かなり精神的に厳しいものがあります。特にレバレッジをかけすぎていた場合などは、証拠金が一定の値を下回ると、強制決済(強制ロスカット)されてしまったり、追加証拠金を請求されたりします。

まさに「備えあれば憂いなし」というわけで、「損切り」で、突然の相場の大変動にもあたふたせずに対応できるように、あらかじめ損失を確定させる金額を決めておくのです。

 

では、その金額はいったいどのくらいに設定しておけばよいのでしょうか? 目安としましては、自分が保有している資金と照らし合わせて、このくらいまでだったら大丈夫という金額になります。ですから自己の資金量によって、損切りの設定ラインも変わってきます。一般的な目安としましては、証拠金の10%くらいといわれています。例えば、証拠金が10万円の場合、その10%にあたる1万円の含み損が出た時「損切りする」設定にしておけばよいわけです。そして、気持を切り替えて、新たにポジションを取り直しましょう。

自分の読みが外れた場合の損切り

FX(外国為替証拠金取引)においては、様々な分析(テクニカル分析やファンダメンタル分析)などを用いて、「買い」「売り」の独自の戦略を練るわけですが、例えば、為替相場が上がるとふんでいたのにもかかわらず、下がってしまった場合、逆に下がるとふんでいたのに、上がってしまった場合など、自分の読みとは逆の方向に動いてしまった時(すなわち読みが外れてしまった時)に、「損切り」をします。

具体的には、チャートの移動平均において、「買いサイン」であるゴールデンクロス(中期線が長期線を下から上に突き抜けること)と「売りサイン」であるデッドクロス(移動平均線の中期線が長期線を上から下に突き抜けるポイント)が、あらかじめの予想と逆転した時点が「損切りのタイミング」です。

「いや、もう少し我慢したら、もしかしたら、これから上がる(下がる)かも、」などと儚い?希望だけを根拠に、そのままじりじりとポジションを維持しているのは、無意味でもあり、危険でもあります。「外れた、損切り、よし、次」というように、いさぎよく、読みを誤ったことを認めて、損失を最小限に食い止め、さっさと気持ちを切り替えて次のトレードを目指された方が得策といえるのではないでしょうか?

FX業者のロスカットルールとは

FX(外国為替証拠金取引)おいての、「ロスカットルール」は、初めてFXを始める人にとっては、いわば「安全システム」のようなルールです。

ロスカットとは、必要証拠金から、損失を引いた金額(実質保証金)が、それぞれのFX業者が設定している一定の比率を下回ってしまった場合に、強制的に全てのポジションを決済(反対売買)されてしまうというシステムです。

 

同じようなシステムイマージンコールがありますが、ロストカットに比べると比率も高め、強制力も弱いです。マージンコールがイエローカードならば、ロスカットルールはレッドカードのようなものです。赤信号と言うべきものであり、より強い強制力を持っています。

例えば、あるFX取引業者のロスカット比率が20%だった場合、必要証拠金から損失を引いた金額が必要保証金の金額の20%を下回ってしまった場合、その口座のポジションは全て強制決済されてしまいます。(しかし、急激に相場が変わってしまった場合は、20%にとどまらず、それ以上の損失が出る場合もあります)

 

ロスカットのルールは、それぞれのFX業者によって異なります。目安としましては、20%から50%の範囲内で設定しているFX業者がほとんどです。では、次に、もう少し詳しく主なFX取引会社のロストカットの比率について見ていきましょう。

主なFX取引会社のロストカットルール

ロストカットは、FX取引会社によって行われる強制措置です。ロスカットを避けるためには、実質保証金と必要保証金のバランスを常に考えてポジションをとることが大切です。また、各FX取引会社のロストカットのルール(比率)も事前に頭に入れて、自分の投資スタイルに最もマッチしているFX取引業者を選ぶようにするとよいでしょう。

 

○外為どっとコム・・口座ではなく、それぞれのポジションによってロスカットルールが設定されています。例えば、レバレッジ10、レバレッジ20の場合は、20%、レバレッジ50、レバレッジ100の場合は、50%など)

 

○FXオンラインジャパン・・UMR(証拠金有効残高÷維持証拠金額)が1.0を下回った場合。

 

○FXプライム・・・個々のポジションに対して、各コースごとに細かく設定されています。(例えば、対円通過ペアで、1万円コースは、ストップロス幅は、50銭。10万円コースは、8円など。)が決められた損失レベルに自動的にストップロス(損切り)注文が設定されます。

 

○ひまわり証券は、証拠金が、NOP(通貨の取扱高の総額)の2%、デイトレ口座の場合NOPの1%が下回った場合。

 

以上です。基本的には、ロストロカットされてしまうような取引きは問題があります。ロストカットされる前に、自分で損切り注文(ストップロスオーダー)を出しておかなければいけません。